松過ぎ
松飾りも取れて、今年ももう一週間余が過ぎた。
季語でこの一週間をたどると、
<元日> <初日の出>を拝み、<初詣>に行き、<お雑煮>を食べ、エトセトラ、エトセトラ・・・
二日は<初荷> <売り初め> <稽古始>、 そして<三日はや>となり、
四日は<御用始>で官庁などが始動、尤も今年は日曜日だったので五日。
<松の内>は元日から七日までで、<七草粥>をいただき、
八日はもう<松納め> <飾り納め>。
今日は飾りも取れた<松過ぎ>である。
< 松過の又も光陰矢の如く > は虚子の句。
久し振りに筆を使った。
ゆっくりと墨を磨り、その匂いを懐かしむ。
書き終えて硯を洗う、その墨の流れる様を見ていると
もう松過ぎだなあと・・・
◇ 松過の墨うすうすと流しけり ◇
優雅ですね~~~。
お書きぞめ、墨をするのもあの香りも、大好きでした。字は下手ッピーでしたけど。
by okko (2009-01-09 17:33)
こちらの地方は玄関のしめ飾りは1年中飾って、年末に新しいものと取り換えます。
以前住んでいた所(京都)と色々風習が違って両親はまだ戸惑っています。
鏡開きっていつやったけ?。
by 多夢 (2009-01-09 18:54)
なんだかシュールな感じの写真・・・
墨が水と混ざり合って作る模様を見ながら一句だなんて、
俳句は隙間に生まれるんですね~
何も考えずにゴシゴシしてしまいそう。
by koto (2009-01-09 19:02)
こんばんは^^
なんだか時がスーッと流れていくような感じです。
お写真も、季語の流れも・・・
早いのですね~ まさに光陰矢のごとし~
by mimimomo (2009-01-09 20:31)
貧しかった子供のころ・・・それでも色々しきたりを
母は重んじていました。 住み込みしていた医院でも
元日は包丁は使わないと暮れに野菜も刻んだり
若水を汲んだり・・・ 教える家族にいない生活。
自堕落になりました。今元日でも洗濯ものが翻っています。
書道教室に行ったこと嘘みたい・・・書き初めどころか
宛名さえもボールペン これが昭和に育った侘びとは恐ろしや~
by 侘び助 (2009-01-09 22:59)
なんと日本的なこと、時代の波に飲み込まれて、忘れていく文化を思い起こされました。
日本人を誇りに思うなら、大切なことですね。
by せつこ (2009-01-10 06:58)
あけまして おめでとございます♪
松の内、各地で色々ですね(^^)v
by ヒロシ (2009-01-10 09:04)
やはり、俳句の世界は素晴らしいですね。
九日までの間にこれだけの表現が存在しているのですから。
あらためて言葉の美しさを感じました。
by きまじめさん (2009-01-10 15:34)
この画像からは難しくできるかどうか
分りませんが考えて見たいと思います。
思う事は「流すけり」
春もまじかですね。
by エア (2009-01-11 22:08)
okkoさんへ
私も超へたっぴー
下手も個性のうちよと居直ることに。
多夢さんへ
そうなんだ~ ところ変われば品変わるですね。
kotoさんへ
ほんとだ~ 俳句は隙間だ~
墨を流してる隙間にぽこりと出てきた句です。
mimimomoさんへ
もう各地で <とんど> や <成人式> の行事も終わったし、次は15日の <あずき粥> ですね。16日の <薮入り> がまだ歳時記には載ってるけれど、何のことか分かる人は少ないでしょう。
侘び助さんへ
「昭和は遠くなりにけり」。
でも、昔ながらの節目節目の行事が、暮らしに潤いを持たせてくれるのでしょうね。
せつこ さんへ
俳句には季語があるので、季節季節の伝統行事のことを気付かせてくれます。それが俳句のいいところでしょうか。
ヒロシさんへ
ホント、日本中のいろいろを知りた~い。
ブログで紹介してもらって分かるのも、ブログの楽しみのの一つです。
きまじめさんへ
季語に触れることで、自然のこと、暮らしのことに思いを深められますものね。
エアさんへ
エアさんの句、楽しみに待ってま~す。
今日はめちゃ寒いです。
by konkon (2009-01-13 12:35)
墨流し 羽子板の音 思い出す
いかがでしょう。
by エア (2009-01-13 20:05)
またよろしくお願いします
墨、いいですね
しばらく墨は触ってないです
by アッキー (2009-01-16 12:04)